あなたは日頃から愛犬の健康・病気チェックをしていますか?
普段と変わった様子もないし、うんちもいつも通り。
しかし犬は普段と変わりがないように見えても体のどこかが病気になっているなんてことはよくあります。
そこで毎日のスキンシップで愛犬の体に異変が起きていないかをチェックしましょう。
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愛犬の病気チェックは撫でて触るだけ
さてスキンシップで愛犬の健康をチェックする際には、あなたの指が重要になります。
ポイントは指4本です。
健康チェックで犬の体を触る際には指を4本伸ばしてぴったりくっつけます。
そして4本の指を犬の地肌に接触させてくまなく撫でるように触りましょう。
ガシガシ触ると犬は嫌がるので優しくしてください。
触ると嫌がったり怒った箇所には痛みなど異変を来している場合があるのでその部分を詳しく観察します。
その時皮膚とその周辺の様子を見て、赤み・しこり・ただれがないか確認してください。
特にしこりとただれは指が他と異なった手触りを感じるので指でのチェックは有効です。
4本ならば面積も増えるので異変が探しやすくなります。
しこりを見つけたら潰したりしないこと
赤みとただれは皮膚炎である場合が多く、大体は薬を塗っておけばいつの間にか治る良性です。
しかししこりは精密検査をしてみなければ良性か悪性か分かりません。
しこりから考えられる病気はガンか腫瘍でしょう。
早期発見ができればしこりや腫瘍が肥大する前に適切な治療を行いやすいですし犬の負担も小さいです。
また乳腺腫瘍・肛門腫瘍など特定の部位に現れるしこりや腫瘍もありますから注意しましょう。
サイズは米粒大からビー玉程度など様々ですが、愛犬に長生きしてもらうには米粒大の時点で発見しておく必要があります。
またこれらを発見したら潰したりしないでください。
キズにより化膿する場合もあれば、刺激により肥大する危険性も否定できません。
スキンシップを毎日の日課として病気の兆候を見逃さないようにしましょう。
犬が触られると怒る場所も触れるようになろう
スキンシップは病気の兆候を早期発見できる機会と分かりました。
しかし犬は特に次の3つの箇所を触れられることを嫌がります。
以下も触れるように慣れさせましょう。
手足
手足の先は泥など汚れが溜まりやすい他、ダニやノミの潜伏する場合があります。
その上、肉球の裂傷が起こることもあります。
口回り
口回りは口腔衛生のみならず誤飲をしそうになった時、異物を取り上げる際など命の危険が差し迫った時に触れる機会が増える重要な場所です。
耳
特に耳の垂れた犬は通気が行われず汚れが溜まりやすいです。
触られても大丈夫になれば耳掃除もできます。
犬が触られたくない部分を触ったらおかしを与えるを繰り返して慣らしてあげてください。
嫌だと感じてもおかしがもらえれば次もガマンしようと犬は頑張ってくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日頃からよく触れたり観察していれば、獣医の資格がなくても犬の病気や体調変化はわかるものです。
すぐ病院に連れていくことはもちろん大切ですが、そうならなくて済むように毎日愛犬とはスキンシップをとり、小さな変化を見逃さないように気をつけましょう。