人間は体調が良くない時って自分で具合が悪いと訴えたりするなどカンタンに分かりますよね。
では犬はどうでしょうか?
元気ですか?と聞いてみても答えてくれませんし態度もあまり変わらなかったりとハッキリどうなのか分かりませんよね。
ですから飼い主が愛犬の様子から体調を察知してあげなければなりません。
そこで愛犬の体調を調べる際には、うんち・ふんの状態をチェックしましょう。
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健康な時のうんち・病気の時のうんち
散歩に行った際にはうんちの色や形をよく観察してください。
そこから分かる病気があります。
茶色のうんち
茶色は普段と変わりないのであれば大丈夫でしょう。
赤色のうんち
赤色になるのはうんちに血液が混じっている証拠です。
この時に鮮血(真っ赤な血)が確認されたなら肛門に近い部分の組織・消化器から出血している可能性があります。
しっぽを持ち上げて肛門の状態をチェックしてください。
黒色のうんち
いわゆるタール便で消化器の胃や十二指腸で出血している可能性があります。
鮮血の時とは逆で、肛門から遠い口腔か食道からの出血が考えられます。
黒は血液が酸化すると現れます。
緑色のうんち
緑色のうんちなんてあるのかビックリするかもしれませんが実際にあります。
この場合肝臓からの消化液である胆汁が関係しています。
胆汁にはビリルビンという物質が含まれていて、それが酸化することにより緑色になります。
考えられる原因は消化器機能・肝機能の低下でしょう。
今すぐ命に係わる緊急性がある病気だと焦らなくてもいいですが様子を見てください。
症状が継続しているのであれば動物病院へ相談するようにしましょう。
白色のうんち
白色のうんちはカルシウムの過剰摂取か肝臓・胆嚢の機能異常が起こっている可能性があります。
カルシウムはおやつに含まれていることが多いので、おやつの与えすぎで白色のうんちになることもあります。
この場合は一過性で体内からカルシウムが排出されたら普段の色に戻ります。
しかし肝臓や胆嚢による機能異常は一過性では済まない可能性があります。
また動物病院へ行く際に少量のうんちを持っていくといいでしょう。
うんちの色は愛犬の健康状態が分かるバロメーター
犬のうんちを拾って片付けるのは面倒だと感じられるかもしれません。
しかしうんちの状態から愛犬がどのような病気にかかっているか分かります。
したがってうんちの状態から病気が重症化する前に適切な処置を受けることも可能です。
臭いだけではないうんちですから、散歩の際にはささいな変化も見逃さないようにしましょう。
愛犬の健康を維持するのは飼い主のあなたしかできません。