散歩に出掛けるとグイグイ犬に引っ張られてしまう、こんな風に飼い主を引っ張る犬はよくいますよね。
元気で微笑ましいかもしれませんが、これはしつけで直さなければならない問題行動です。
犬が行きたい方向へグイグイ引っ張ることは上下関係を無視していることを示しており、これを見逃していると万が一の際に交通事故に遭う可能性もあります。
この面倒な引っ張り癖ですが、毎日の散歩の際のしつけで直すことが可能です。
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犬の散歩のしつけの前に確認
あなたの愛犬はハーネス派？それとも首輪派？
さて、散歩のしつけをする前に質問です。
あなたは犬の散歩の時に首輪とハーネスどちらをお使いでしょうか？
どちらでも同じと思うかもしれませんがハーネスの方が犬の負担が少ないです。
まず首輪は犬が暴れたりするとすっぽりと抜けやすいです。
そのため脱走や交通事故が起こります。
その上、首の一か所に負荷がかかるのでケガをしたりストレスになることも。
対してハーネスだと胴と前足をセットで押さえるので安定しており脱け出せません。
そして押さえつける力が胴の面積で分散されますから犬に負担がかかりにくくなります。
首輪をお使いの人はハーネスに切り替えましょう。
犬の散歩のしつけ：ストップ＆ゴーやクリッカーを使おう
『ストップ＆ゴー』・・・カンタンなしつけで犬が引っ張らなくなる！
肝心のしつけですが、散歩でグイグイ引っ張る犬には『ストップ&ゴー』という方法を繰り返し行います。
ストップ&ゴーとは止まれと進めを交互に行うしつけ方法です。
（以下ストップはス、ゴーはゴと表記します）
ゴ）まず犬のリードを短めに持ちながら道を進みます。
ス）ある程度進んだらストップと声をかけてその場に１分くらい止まらせます。
ゴ）そして進み出す時にはゴーと言って褒めましょう。
このように声を掛けながら進んでは止まるを繰り返します。
もし命令を聞いてくれないのであれば、ゴーの時におやつを与えてみてください。
特に落ち着きがない犬は止まる時間を１分から２分に伸ばして落ち着かせるようにしてください。
ただし、止まる時には絶対に動いてはなりません。
動いてしまうと犬は動いてもいいんだと勝手に解釈してしまいます。
引っ張る犬は興奮しやすく飼い主を見ていませんし、上下関係を無視しておりとっても自分勝手です。
ですから飼い主が進まないのなら自分も絶対に進めないと上下関係を理解させるようにするとグイグイ引かなくなります。
犬に理解させやすくする『クリッカー』の使用もおすすめ
ストップ&ゴーには『クリッカー』という学習道具を使ってもいいですね。
クリッカーとは手のひらサイズで押すと音の鳴る機械です。
良いことをした時にクリッカーで音を鳴らしてからおやつをあげると、クリッカー＝ご褒美と認識するようになります。
もうお分かりかもしれませんが、パブロフの犬という習性を応用した道具です。
ストップ&ゴーでは声を掛ける際に慣らしてあげるとサインとして犬に理解させやすくなります。
まとめ
さて、『勝手に歩く困った犬の歩きグセを治す』犬のしつけの方法についてご紹介しましたが、如何でしたでしょうか。
散歩は毎日の習慣ですので、ちゃんと言うことを聞くわんこにする為には大切なしつけです。
ストップ＆ゴーを覚えることで、飼い主である貴方だけではなく、わんこも事故やトラブルから守る事が出来ます。
今回ご紹介した方法は散歩の際にカンタンに行えるものですので、根気強く継続して必ず覚えさせるようにしましょう。
