貴方の愛犬はしきりに体を掻いていること、ありませんか?
それはもしかするとノミやダニがいるサインかもしれません!
「うちはちゃんと駆除しているのに、どうして!?」
そう、ダニやノミの駆除には、ちょっとしたコツがいるんです。
そこで今回は、愛犬の体や家の中から”ノミやダニをきちんと駆除して取り除く4つの方法”をご紹介したいと思います。
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駆除してもノミやダニが減らないのはなぜ?
ちゃんと愛犬のノミ・ダニを駆除しているし、掃除機もかけてるのにかゆい・・・そんなことありませんか??
ノミとダニに悩む飼い主さんに話を伺うと、大体の人が犬への駆除剤と部屋の殺虫剤散布をセットで行っています。
それにも関わらず、一体なぜここまで被害が続くのでしょうか?
理由としては『卵の駆除』が完璧に出来ていないからです。
犬や飼い主さんに被害を及ぼすノミとダニは、生きている個体を駆除すれば完全解決するわけではありません。
生きているノミとダニの個体を駆除しても、卵から孵化した個体がまた悪影響を及ぼすからです。
この卵は非常にやっかいで、カラや膜に守られているため殺虫剤では駆除されにくいのです。
また、最近では生きている個体でも駆除剤に耐性を持つ種類がいるそうで、自分では駆除したつもりでも出来ていない場合が多いのはこの為です。
愛犬のノミやダニを駆除する4つの方法
上記のような理由で、一度ノミやダニが繁殖してしまうと駆除するのはとっても大変です。
しかし、発生する原因が分かれば、”完全に排除することも可能”なんです!
これからご紹介する4つの方法は、自宅で簡単にできるものなので、是非試してみてくださいね。
犬が使っている敷物を捨てる
犬は敷物が大好き。
まして自分のニオイが付いたものなんて、身近にあるだけで安心しますよね。
ノミとダニやその卵は敷物に住みついており、普通に洗濯をしても死滅しにくいです。
なので、いっそのこと捨ててしまう方が良いでしょう。
なかなか退治できないのなら、その住処ごと除外してしまえば良いということですね!
犬の使っているプラスチック用品は洗う
クレートなどはプラスチックなので、敷物のようにノミやダニが住めないと安心しがちです。
しかし、プラスチックにもわずかなスキマが存在しており、そこへ虫や卵が紛れ込むこともあります。
こういったところから被害が拡大する事も多いので、これらを洗うときは”ブラシで擦る”など、念入りに洗うようにしましょう。
また、大きめのタライなどがあれば洗剤水へ浸け置き洗いもオススメです。
犬の首輪と洋服も注意
オシャレな服飾品を買い与える飼い主さんも多いですが、これも新調した方が無難ですね。
首輪はポリエステルやビニールだから大丈夫と言われるかもしれませんが、虫の好物である皮脂も付いています。
布ではないから大丈夫という先入観を捨てましょう!
掃除を丁寧に
掃除機を”ガーガー”と流すように掛けていると、ゴミが吸いきれていません。
ですので、5センチを一秒かけて掃除機を進めるようにしてしっかりエサになるゴミを取り除きましょう。
また犬の使うごはん皿や水の器のウラも丁寧に拭いてください。
物のウラなどはホコリや熱が籠りやすくノミやダニが集まりやすいです。
捨てられない布製品はどうしたらいいの?
一度に全ての布製品や犬が使用していたグッズを捨てられたら、ノミやダニのリスクは大幅に減少します。
しかし、買ったばかりだったり、愛着があるものだと中々捨てられませんよね。
「衣類やマットは捨てたくないけど、ノミとダニをちゃんと駆除したい!」
そんな時には『熱湯と洗剤』を使いましょう。
やり方は簡単で、70~80度くらいの熱湯に洗剤を溶かしてから、そこに1時間ほど布製品を浸け置きするだけです。
製品によっては変形する恐れがあるので、必ずラベルを見て対応した温度に調整するようにして下さい。
ただしあまりぬるいと効果がでないので、出来るだけ高温が良いでしょう。
1時間ほどすると熱で虫の個体や卵も見事に取り除くことができます。
ダニ・ノミの駆除は発生原因を直接対処しよう!
いかがでしたでしょうか。
ダニやノミはしぶとく、駆除したと思ってもなかなか出来ていないものです。
特にこれらの卵は、薬剤を使っても死滅せず布製品にびっしりと付いていることが多いので、発生のもとである布や衣類に直接対策をしてしまうのが一番!
熱湯と洗剤で駆除する場合、冬は熱湯が冷めやすいので、少しずつお湯を足してあげると良いでしょう。
終わったら普段通り洗濯をすれば、きちんと駆除されたキレイな製品に元通り!
この時、犬のガンコなニオイが布製品に染み付いていて気になるのであれば、熱湯に溶かす洗剤を酸素系漂白剤にするなどの工夫すると○。
最後には太陽の日差し=紫外線でしっかり乾かして、ノミやダニ、雑菌を繁殖させないようにすることを忘れずに!