ふと愛犬を見てみると体毛がボサボサ。
目の回りも黒ずんで目やにが目立ってる。
それに何だかニオイも気になる。
こんな風になったらそろそろシャンプーをすべき時期です。
でもシャンプーってどうやればいいのか分からない飼い主さんもいるかもしれません。
そこでカンタンに愛犬がキレイになるシャンプーのポイントをいくつか紹介しましょう。
-Contents-
シャンプー前の一手間が重要
いきなりシャンプーをしてもいいですが下記の2つの一手間を加えることで犬も人も楽チンになります。
- 散歩へ連れていく
- ブラッシングで毛を取り除く
まずシャンプーをする前に散歩へ連れていってください。
シャンプーは長い時間掛かりますから、その間犬はずっとガマンしたまま。
長時間犬にガマンさせるのはよくありません。
そして丁寧にブラッシングをしましょう。
お家でシャンプーをして大変なのはやはり後片付けです。
お風呂場が毛だらけになるので入浴の際には困ります。
しかしあらかじめブラッシングをしておくと、お風呂場に毛がたくさん落ちずに済みますから後片付けが楽チンに。
犬の気持ちになってシャンプーしましょう
さて下準備が済んだらシャンプーのスタートです。
まずお湯の温度をぬるめの32度前後に設定してください。
熱すぎると犬は嫌がりますし、冷たすぎても汚れが落ちません。
次に体をまんべんなく濡らします。
人間の五指を犬の毛を別けるように差し込んで地肌にシャワーを当てましょう。
注意ですが、濡らす場所は胸かおしりからで頭と顔は最後にしてください。
特に犬は頭と顔が濡れることを嫌がるので胸かおしりから慣らします。
地肌から濡れたら手のひらでシャンプー剤を伸ばして泡立ててからマッサージするように洗います。
この時に皮膚に爪を立てて引っ掻かないようにしてください。
ダブルコートの犬はシャンプー剤が馴染みにくいのでしばらく揉み込みを継続しましょう。
お腹や背中を念入りにしがちですが、手足の肉球の隙間や排泄器周辺、わきの下に足の付け根も汚れが溜まりやすいのでこちらもお忘れなく。
シャンプーを嫌がる犬を慣れさせるには
人にとっては当たり前なシャンプーやシャワーですが、犬にとっては未知のもの。
犬にかぎらず、動物は自然に無いものや初めて見るものは本能的に体が身構えてしまい、恐怖を感じたり嫌がったりしてしまいます。
そんなわんちゃんにシャンプーをする時は、順を追って少しずつ慣れさせて行くようにしましょう。
まずは水で濡らすことですが、もしシャワー自体をいやがるのであれば最初はオケなどに組んだお湯を手ですくい、少しずつ体になじませて行きましょう。
慣れてきたらシャワーを「足元から弱い水流で」かけていきます。
この足元かける=犬の見える位置から行うということは、シャワーに限らずとっても大切なポイントですので覚えておきましょう。
人でも同じですが、自分の視界外から何かが起こると予測がつかないので身構えてしまいます。
シャワーに慣れてきたら、次は少しずつシャンプーを泡立て、それをなじませていきましょう。
水は大丈夫でも、シャンプーという液体が体に付着するのを嫌がる犬は結構多いです。
そういう時、最初は少量で部分的に洗い流し、終わったら餌を上げて褒めてあげるようにしましょう。
そうすることでシャンプーで体を洗う=餌が貰えると思い、だんだんと慣れてくれます。
流し忘れはかゆい皮膚炎の元になるので注意
一通り終えたら洗い流します。
この時には犬のあごを下から支えるようにして鼻先を上に持ち上げます。
こうすると呼吸がしやすいので犬も息苦しくありません。
また間違って目や鼻から水も入らないので犬も安心していられます。
シャワーノズルはフックに固定すると両手が使いやすいですね。
丁寧にシャンプーを落とさないとかゆみが発生して皮膚炎になることもあります。
ですから時間を掛けてシャンプー剤を落とします。
手で毛を揉んで泡が出なくなったらシャンプーが落ちている目安です。
ブルブルをさせたい時と止めさせたい時はどうする?
さてドライヤーの前にブルブルと犬に水を切ってもらいましょう。
これも難しそうですがカンタンです。
体を震わせたい時には犬の耳にフッと息を吹き掛けましょう。
すると犬にはくすぐったく感じるので、ブルブルと体を震わせます。
逆に体を震わせたくない時には犬の後頭部付近の首の肉をギュッと押さえます。
すると犬は体を震わせるのをストップします。
ドライヤーでくまなく乾かしましょう
最後にドライヤーで乾かしましょう。
ドライヤーをかける前にタオルドライで水分を十分に取り除きます。
これをするとドライヤーを掛ける時間が短縮されて長時間のドライヤーが不要になり犬もストレスにならず安心。
ドライヤーをかけるときは指を毛に差し込んで地肌に温風を当てるようにしましょう。
その際は温風をずっと当て続けないようにしてください。
熱いですし、やけどになる恐れもあります。
また犬がドライヤーの音を怖がるならば、タオルで耳を押さえるように頭を覆うと音によるストレスが軽減されます。
乾いたら最後にブラッシングをして完成です。
お家でもかなり愛犬がキレイになるのでシャンプーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?