犬を飼ったら去勢と避妊手術をするか迷いますよね。
"犬の去勢・避妊手術って、費用や時期はどうしたらよいんだろう?"
"去勢・避妊手術のメリットやデメリットは?"
今回はそんな犬の去勢・避妊手術についての悩みを解決するべく、記事を書いていこうと思います。
費用やメリットといったもの意外にも、犬の意志を尊重すべきか、それとも飼い主としてのマナーや犬の健康を優先するべきかも考えていきましょう。
愛犬のために一体どちらの選択を選ぶべきなのか、少しでも参考になれば幸いです。
-Contents-
犬の去勢・避妊手術にはメリットがたくさん
手術を受けさせるのは何だか可哀想かもしれません。
しかし犬の去勢・避妊手術のメリットは以下の通りたくさんあります。
メリットを考えると犬のためにもなりますし、手術に対しての抵抗も少なくなるのではないでしょうか。
生殖器系の病気を回避
手術では精巣・睾丸や子宮・卵巣を取り除きます。
これにより、それらの臓器に関係する病気を回避することができます。
生殖器系の病気は治りにくいものが多い上に、加齢と共に発症率が増加します。
そのため年を取ってからなると手術に耐えられなくなりますし、免疫機能も低下していることから命を落とす危険性も高くなります。
性格の安定
特にオスなのですが、生殖期が近付くと性格が豹変します。
穏やかだった犬も四六時中吠えたり、家の中を暴れて走り回ることもよくあります。
もちろん服従していた飼い主に噛みついてケガを負わせる場合もあるのでこの時期には注意が必要です。
近くにメスがいなくてもフェロモンは空気に乗って拡散するのでオスが興奮してしまいます。
距離は驚くことに1キロ先でも察知できるほどです。
手術をするとこれらの問題行動はすんなりと収まります。
望まない妊娠をしない
引き取り先を探すことはとても大変です。
また一匹だけ手元に愛犬の遺伝子を持った仔犬を欲しいという飼い主もいますがそれも難しい話です。
実際のところ、犬は種類によりますが一度の出産で3~4匹は産みます。
ですから引き取り先が複数いなければなりません。
全部自分の家で飼うと意気込む人もいますが現実を見据えて犬の幸せを考えると望まない妊娠は避けるべきなのです。
犬の去勢・避妊手術のデメリット
手術にはメリットもあればデメリットもあります。
見逃せないデメリットはやはり肥満化でしょう。
去勢手術のデメリットは肥満化
手術を受けるとホルモンバランスが乱れることでいつの間にか太ってしまいます。
もちろん肥満にならない犬もいるので個体差次第です。
人間だけではなく犬にとっても肥満は万病の元です。
ですから必死にダイエットで痩せさせようとしても手術が原因だとダイエットは難しいです。
肥満の原因が高カロリーな食事ではなかったのですから。
安直に食事の量を控えても痩せません。
体のカロリー摂取のバランスが根本から乱れているからです。
犬にしたら急にごはんの量を減らされてお腹が減るしストレスになります。
勝手にごはんの量を減らすのは犬が飢餓状態に陥る危険性もあるので獣医師に相談してください。
獣医師の指示でよくあるのは手術後専用のドッグフードによる体重維持です。
専用のドッグフードは低カロリーで栄養バランスが良く配合されています。
なので効率良く肥満を防ぐことができます。
しかしこのような専用のドッグフードの価格は通常のものよりも高めですからお財布と相談しましょう。
犬の去勢手術の費用は?いつ行うのがベスト?
犬の去勢手術の費用はおよそ2~3万前後
気になる費用ですがオスが日帰り2万円~くらい、メスが一泊して3万円~くらいです。
動物病院によって手術費用は異なっていますから電話で問い合わせてみてください。
手術を受ける時期・タイミングは?
そして手術を受ける時期はオスは生後6ヶ月、メスは一度生理を経験してからになります。
動物病院と相談してスケジュールを設定するといいでしょう。
いずれにせよ若い内に行ってください。
若い間なら回復力も高いので早めに日常生活に戻ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬の去勢・避妊手術は記載したように多くのメリットがあり、また愛犬の健康やその飼主として周囲と付き合っていく事を考えると、筆者としては去勢手術は行ったほうが良いと思います。
ですが「犬の意志」を尊重したい部分もありますので、もし愛犬の子供が見たいと思っているのであれば、子供が出来てからというのもありかもしれません。
最近では交配を行ってくれるショップや犬のお見合いというサービスもあるようです。
ただし、あまり遅くなってからの手術ですと犬の年齢的に負担が大きいので、いずれにせよよく考えた上で早めの決断が必要です。