最近お腹周りが気になるから運動しなければ・・・という人、結構いますよね。
人と違って犬は毎日動いているから、太ってもすぐに痩せられそう・・・そう思っていませんか?
犬や動物は普段の運動量からカンタンにダイエットが出来ると思われがちですが、実際はそうでもないんです。
今回はそんな犬のダイエット方法について5つのポイントをご紹介します。
-Contents-
犬のダイエットは難しい?
結論から言うと人間のダイエットのように犬のダイエットも難しいです。
まず犬がダイエットする方法をイメージしてみてください。
大体の飼い主さんが、「毎日のごはんを標準量より少なくして運動量を増やせば痩せる」と考えているのではないでしょうか?
しかしこれでは犬が『飢餓状態』になりエネルギーを貯め込むようになってしまいます。
すると体重がスムーズに落ちてくれず停滞してしまいます。つまり逆効果なんですね。
また、飢餓状態はストレスによるダメージを受けやすくなります。
その為、「自傷行為をする」、「ハゲが出来る」といった異変も起こることも・・・。
ストレスは性格を豹変させやすいので、人間に危害を加える恐れもあります。
「犬の負担を減らす」為に行うダイエットが、逆に負担になってしまっては意味がありません。
もし貴方が初めて犬のダイエットに取り組む場合、このような状態にならない為にも自分だけで解決しようとせず、必ず獣医師に相談して計画を立ててもらうのが良いでしょう。
犬が太るのは誰のせい?
愛犬が太ると心配だし困りますよね・・・。
しかし一体何が原因で犬は太ってしまうのでしょうか?
残念ながら殆どの原因は飼い主にあります。
様々な家庭の肥満犬を分析すると、高確率で飼い主が「人間の食べ物」を与えて太らせています。
飼い主さんは犬の喜ぶ仕草を見て可愛がっているつもりかもしれません。
しかし肥満体になると痩せるのは大変ですし、病気にもなりやすく1つも犬にとってメリットはありません!
また、これは犬に限りませんが、基本的に人間の食べ物はペットや動物にあげてはいけません。
というのも、太る以前にペットにとって有害な成分や物質が含まれているものがあるからです。
関連記事|犬が食べてはいけない・あげちゃダメな食べ物って知ってますか?
極端な話をすると、犬に人間の食べ物をあげるということは(物にもよりますが)、人間で例えればタバコや薬物をあげているのと一緒です。
確かに味や食感などが犬の好みに合うものもありますが、その分体に害を与えているということです。
犬にねだられると弱い飼い主さんは、愛犬の為にも心を鬼にしてあげないようにセーブして下さい。
犬のダイエット方法~無理なく痩せる5つのポイント
さて、それでは本題になりますが、「犬のダイエットの方法~無理なく痩せる5つのポイント」についてご紹介したいと思います。
犬はやみくもにごはんの量を減らしたり運動量を増やしても痩せません。
これからご紹介する方法を参考に、自宅でカンタンに賢く無駄のないダイエットを行うようにしましょう。
ダイエットフードを与える
まず一つ目、それは「ダイエットフードを与える」ということです。
これはいわゆる食事療法になります。
ダイエットフードは100グラムあたりのカロリーが通常のドッグフードよりも低いので、基本的に量を減らさなくてもダイエットが可能です。
また、カロリーが少ないだけでなく、逆に栄養素がたくさん含まれている為、通常のドッグフードよりもバランスよく健康的な食生活が出来ます。
価格が通常のドッグフードより少々高いのがネックですが、毎日ではなく、数日や数週間に一度のペースで買ってあげるのが良いでしょう。
ダイエットフードは非常に効果があるのでオススメです。
>管理人おすすめの犬用健康食「ワンプレミアム」<
ドッグフードの総量を減らして小分けで与える
続いては「ドッグフードの総量を減らして小分けで与える」です。
例えば一日に100グラムドッグフードを与えるならば朝晩二回50グラムずつ与えていたものを朝昼晩30グラムずつにします。
回数を増やす代わりに総グラム量を減らすのがポイントです。
ごはんの頻度が高いのであれば量が減っても犬は満足感を得られますしストレスも軽減出来ますね。
また、ドッグフードの選び方について迷った場合は以下の記事も参考になると思います。
関連記事|人気のおすすめ無添加ドッグフードは?|ドッグフード選び3つのコツ
えさの量を減らしてカサ増しに野菜を使う
3つめは「餌の量を減らしてカサ増しに野菜を使う」ということです。これは人間も同じですね。
犬は食べる量が減ると気分が落ち込んでしまう場合があります。
その為、極端なえさの原料はかえって精神的にダメージを与えることに・・・。
しかし、ローカロリー食材・・・つまり野菜等であれば、カサ増しのために与えることでその問題を解決出来ます!
よく使われるのは湯通ししたキャベツ。
キャベツはビタミンや食物繊維が含まれておりローカロリーながら体に良い食べ物です。
またキャベジンの整腸作用も犬にとってはプラスとなります。
カサ増しで量を増やせるだけではなく、犬の体調も良くなるので、一石二鳥です。
肥満で便秘がちな犬にもオススメです。
ただ注意しなければいけないのは、冒頭で紹介したように野菜にも犬にとって有害なものがあります。
あげる場合は無害な野菜を選ぶようにしましょう。
関連記事|犬が食べてはいけない・あげちゃダメな食べ物って知ってますか?
おやつを控える
無理なく痩せる5つのポイント、4つ目は、「おやつを控える」ということです。
これは餌の量を減らすことと同じで単純ですね。
特におやつの場合は、餌以上にカロリーが高かったりしますので、少量減らしただけでもかなり効果的です。
何か良いことをしたら与えるおやつですが、与えすぎには注意するようにしましょう。
散歩などの基本的な運動を毎日しっかり行う
さて、最後のポイントは「散歩などの基本的な運動を毎日しっかり行う」という点です。
人間でダイエットと言うと、普段より運動量を増やしたりしますが、犬でもこれは同じことです。
ただ、犬や動物の場合は普段から運動量が多いので、人と同じ感覚で運動量を増やしても効果がありません。
単純に普段の2倍、3倍散歩したからといって消費カロリー大幅に増えるわけじゃないんですね。
その為、運動量を増やして痩せようとすると相当な時間や労力を使うことになります。
そこで今回のポイントは、「基本的な運動を毎日しっかり」というところにあります。
これは、運動量でダイエットするのではなく、運動量をキープすることで筋肉量が減るのを抑えるのが目的です。
筋肉量が減ると、代謝が悪くなります。代謝が悪くなるということは、太った場合痩せにくいということです。
つまり、運動量をキープすることで筋肉量=代謝を維持して、太らない・太りにくい体質を作るというのがこの5つ目のポイントになります。
もし一人暮らし等で飼っている場合、なかなか時間がとれなかったりすると思いますが、そういった場合でも出来るだけ室内で遊んだり運動させるよう、気をつけましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。
犬にとっての一番の楽しみとは一体何かわかりますか?
それは遊ぶことではなく、『食べること』です。
人間と違って、動物は生存本能として「食べることが一番の生きがい」となっています。
人間でも3大本能として「食欲」がありますよね。動物の場合はもっと単純ということです。
その為、食べることを妨げられるのが犬にとって一番辛いことになります。
今回ご紹介したポイントでダイエットに励むのも良いですが、一番はそんな犬の楽しみを取らなくて良いように、日頃から肥満に気を付けて生活していくことが大切ですね!